大分・日田 小鹿田焼
「小鹿田」と書いて
「おんた」と読みます。
大分県日田市(ひたし)の
小鹿田の集落の雰囲気が
とても素晴らしく
好んでよく行きます。
日田市は江戸時代
徳川幕府の直轄地で
「天領日田」と
呼ばれている歴史あるまちです。
小鹿田(おんた)は
大分県日田市の
最北端の山里にあり
日田市の中心部から
約30分ほど山に入った
大分県と福岡県との県境
現在は窯元がわずか10軒。
その10軒が約300年という
長い間、窯を守り続けています。
すごい!
窯元が並ぶ集落の様子が歴史を
感じさせてくれます。
車で行く場合は
集落の道路が狭く駐車が難しい
ところばかりなので
地区内の一番上にある
小鹿田焼陶芸館に車を停めると
良いです。
車を停めたらまずは
陶芸会館で小鹿田の歴史を
はじめ、窯元の代表作が展示
されているので、小鹿田焼の
基礎知識を学びます。
フム フム(^^)
陶芸会館を出て
ゆっくり散策しながら
里山の自然が包み込んでくれ
雰囲気 最高!!
地区全体が「小鹿田焼の里」
の名称で重要文化的景観として
ゆっくり歩いて下って行くと
集落の中に川が流れ
その川の水を利用して
陶土を砕く「唐臼」
(からうす)が
動いているのが見えます。
陶器に使う土づくりです。
静かな山里の村に
本当に素晴らしいです!
音と風景を楽しみながら
窯元を回っていきます。
ひとつひとつ見ながら
小鹿田焼の器の特徴は
なんと言っても
「飛び鉋」(とびかんな)や
「刷毛目」(うちはけめ)
「飛び鉋」(とびかんな)は
壺や皿の表面に施された
帯状の模様では、
蹴りろくろを回しながら
生乾きの化粧土に
「飛び鉋」(とびかんな)という
湾曲し先のとがった鋼片を当て
当て方によって生じる鋼のバウンド
によって器の表面に刻みを入れると
「刷毛目」(うちはけめ)は
帯状や菊の花びらを思わせる
柔らかな模様で、
「飛び鉋」(とびかんな)と同じ要領で
刷毛を当てて模様をつくりますが
ろくろの回転と刷毛の当て方の
強弱によって濃淡の模様が表れます。
ろくろを回しながら
等間隔に同じ深さの刻みが入って
出来上がるのがすごい!
さらに華飾としての
「流し掛け」や
「打掛け」といった
小鹿田焼の素晴らしい
その陶芸技法は
国の重要無形文化財に指定され
ているほどです。
中でも「飛び鉋」(とびかんな)の
模様が好きです💕
小鹿田では
5月に「唐臼祭」
10月には「民陶祭」
が行われています。
行ったときはちょうど
秋の民陶祭が終わった後で
展示品の数は少なめでしたが
まさに窯元が新しい作品を
作っている姿や仕込み途中で
天日干ししている様子を
見ることができ
とてもラッキーでした。
窯に入る前の姿。
白と黄土色のコントラストが
とてもきれいです!
あまりに奇麗なので
ずっと見ていても飽きません。
凄いところは技法だけでなく
小鹿田焼の窯元は弟子をとらず
代々長子相続で技術を伝えて
きたところで
10軒の窯元は
柳瀬・黒木・坂本・小袋の
4姓のみで
現在もすべて開窯から続く子孫が
受け継いできている窯だそうです。
感動したのが
作られる作品に窯元個人個人の
名前を入れることはなく
全て「小鹿田焼」という
共有のブランドとして出されて
いるところです。
伝統技法を守っているんですね。
素晴らしい!
さらに感動したのが
見れ、嬉しくなりました(^^)
10軒じっくりまわって品定め
✌('ω'✌
)三✌('ω')✌三(
✌'ω')✌
決めたのは
器の形、大きさ、模様・・
そしてお値段を見て(^^)
何でも使えそうな
直径15cmくらいの深皿
直径10cmと8cmの平皿
どちらも、色のついた
ここでしか手に入りそうにない
ものにしてみました(^^)
ひっそりとした山里に
脈々と受け継がれてきた
精神がここにはあります。
そしてお気に入りの
掘り出し物がきっと
見つかると思います(^^)
小鹿田焼10軒の窯元
小袋定雄窯
坂本一雄窯
坂本工窯
柳瀬朝夫窯
柳瀬晴夫窯
黒木富雄窯
黒木史人窯
黒木隆窯
坂本正美窯
坂本義孝窯
小鹿田焼は地図か車のナビで
「小鹿田焼陶芸館」を目指して
行くと良いです。
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小鹿田焼陶芸館 [おんたやきとうげいかん]
大分県日田市大字鶴河138-1(小鹿田の里内)
0973‐29‐2020
日田市 商工観光部 観光課 観光企画係
〒877-8601
大分県日田市田島2丁目6番1号
電話番号:0973-22-8210(直通)
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